旅行(りょこう)とは、広義では人が徒歩もしくは何かしらの交通手段を用いて、空間的、物理的に移動する事である。
単に旅(たび)ともいう。狭義では、観光地や行楽地などへの観光(宿泊を含む場合が多い)を表し、買い物、通勤や出張などとは区別される。
一般的に「旅行」と言う場合は、狭義の旅行を指す場合がほとんどである。
「たび(旅)」の語源は不明であるが、その意味上の共通性やアクセントの面から、「とぶ(飛)」との関係が疑われている。
回数を表わす助数詞「たび(度)」は「たび(旅)」が転じたものという。
なお、柳田国男に拠れば、旅の原型は租庸調を納めに行く道のりのことである。
食料や寝床は毎日その場で調達しなければならないものであり、道沿いの民家に交易を求める(物乞いをする)際に、「給べ(たべ)」(「給ふ(たまう)」の謙譲語)といっていたことが語源であると考えられると柳田は述べている。
観光(かんこう)とは、一般には、楽しみを目的とする旅行のことを指す。
語源は易経の、「国の光を観る。用て王に賓たるに利し」との一節による。そして、大正年間に、「tourism」の訳語として用いられるようになった。
ただし、学者や論者によって定義が違うこともあるため、注意が必要である。
例えば、「観光白書」では「宿泊旅行」を「観光」「兼観光」「家事・帰省」「業務」「その他」に分けている。この解釈によると、家事・帰省、業務、その他を除いた旅行が「観光」である。